ITとビジネスの融合研究会(改題)
  
(旧)P2Mアプローチによる情報システムとソフトウェア開発の新手法研究

情報システムとソフトウェア開発は世界的課題である。社会ニーズの多様化、規模の拡大、技術進歩に加えて、発注者と受注者間の認識ギャップや開発からメンテナンスまでのライフサイクルまでのトータルな管理視点に取組み上の問題がある。エンタープライズレベルでP2Mのビューを活用して、全体最適あるいは全体調和を図る新しい定性的、定量的な仕組みづくりへの開発方法論を研究する。

リーダー 武富為嗣、  アドバイサー 山本秀男

ITとビジネスの融合研究会」の活動が始まる  
 

本研究グループは、日本発のP2MがIT分野でどのように応用されるか、あるいは適用可能かを研究するものである。研究は、単にシステム開発のマネジメント手法に限らず経営の視点やオーナーの視点を盛り込むものとする。メンバーは、これらに興味を持つ学者、経営者、実務者から構成されている。

研究の中心は、ITと経営の融合する分野に焦点を当てていく予定である。参加者には、実務家として、合併に伴う経営統合をプログラムマネジャーとして推進した元経営者や、ITの経営への投資対効果を研究している学者などが参加している。ITをインフラとして使う分野は多岐にわたるために、分科会などを組織して個別にも対応していく予定である。研究課題としては、 

1.経営とシステムの融合

     (例)合併やグローバル展開におけるIT統合や開発のアプローチ

2.システム投資効率 
  
  (例)システム投資の効果をどう評価するか

3.IT開発の組織つくり

4.ITプロジェクトガバナンス

     (例)システム開発におけるオーナー側のマネジメントのあり方

     (例)CIOの役割

5.デジタル化とオープンネットワーク化

     (例)オープンネットワーク環境でのシステム開発プロジェクトのアプローチ

6.ICタグの生産や物流に果すや役割などを、取り上げていく予定である。

 

・         研究会の進め方: 06年4月から、月1回程度会合を開き、メンバーからの報告、質疑を行なう。

・         責任者:コーポレート・インテリジェンス株式会社 武富為嗣

・         海外メンバーも歓迎。投稿も歓迎。

・         適当な論文の書評投稿も歓迎。

・         発表方法: IAP2M大会などで発表、同会報に論文掲載。IT関連の雑誌などへの投稿も考える。