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刊行物のご案内
記念論文集
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新しい社会に貢献するプログラムマネジメントに挑戦
・プロジェクト&プログラムのソリューションと価値創造
日本工業大学 大学院技術経営研究科 教授 武富為嗣
・Some reflections about P2M: the place of the mirror.
ESCリール大学院 MBAコース主任教授 Christophe N. Bredillet
・P2M思考にとってのエージェント&ゲーミングシュミレーション
東京工業大学大学院 総合理工学研究科 教授 出口 弘
・国際経営教育としてのP2Mの新たな位置づけと国際学術交流
早稲田大学 国際教養学部 教授 木下俊彦
・A Study of Multiple Value Measures Applied into Strategic Project Management
大阪大学大学院 経済学研究科 教授 淺田孝幸
・プロジェクト型組織のマネジメント
慶應義塾大学 商学部 教授 今口忠政
・ITサービス企業の技術開発マネジメント
一橋大学大学院 商学研究科 教授 山本秀男
・プログラム・マネジメントにおけるコラボレーション・ビジネスの研究
千葉工業大学 プロジェクトマネジメント学科 助教授 越島一郎
千葉工業大学 プロジェクトマネジメント学科 教授 進藤昭夫
青山学院大学総合研究所 客員研究員 梅田富雄
・大學教育現場におけるP2Mの応用
千葉工業大学 社会システム科学部 教授 西尾雅年
・全体調和型の仕組みづくりマネジメントを目指して
―なぜ新しいプログラムとプロジェクトマネジメントが必要なのか?―
日本工業大学 大学院技術経営研究科 教授 小原重信
全体調和型の仕組みづくりマネジメントを目指して
―なぜ新しいプログラムとプロジェクトマネジメントが必要なのか?―
日本工業大学大学院 小原重信
人間は目的を達成するために「仕組み」を創り、組織体として活動する。仕組みには地域固有の文化が投影する。国家、社会、地域、企業は、独立した使命や目的を達成するために、法律、原則、規約などのルールを制定して、多様で無数の仕組みを創り活動している。西洋の優れた仕組みづくりの知識体系として、わが国にも「閉じたシステム構築の遂行」に限定したプロジェクトマネジメントが普及している。しかし、社会や経営などソリューション事業に強いニーズに応えるためには、仕組み自体の開発や「開いたシステム」や「全体を重視した構成主義的接近」によるパラダイム転換が必要である。人工物のシステム事業が意図に反して地域の人間系システムの境界断絶でその接合面で環境汚染、人災、貧富格差など多くの摩擦や対立など社会問題を発生させている。新しい仕組みづくりは、全体調和視点の発想が最優先テーマになる。将来像を使命から複数プロジェクトモデルでデザインするプログラムマネジメントは、課題解決型の魅力ある研究領域である。 |
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